2025.07.26
猫にも「日焼け」があることをご存知ですか?
猫は基本的におうちの中で過ごすことが多い動物ですが、窓辺で日向ぼっこをするのが大好きな子も多いですよね。
そんな猫たちに注意してあげたいのが、「日光過敏症(にっこうかびんしょう)」という病気です。
日光過敏症とは、太陽の紫外線(UV)に皮膚が異常に反応して炎症を起こす状態です。
特に白い毛色の猫や、耳や鼻の先端など毛の少ない部位は紫外線の影響を受けやすく、赤くなったり、ただれたり、かさぶたができたりすることがあります。
ひどくなると**皮膚がん(扁平上皮癌など)**に進行してしまうこともあるため、早めの対策が大切です。
白猫や白い毛の多い猫
屋外に出ることのある猫
日当たりの良い場所でよく日向ぼっこをする猫
耳の先や鼻がピンク色で毛が薄い猫
これらの特徴を持つ猫ちゃんは、特に注意して見てあげてください。
直射日光を避ける
日差しの強い時間帯(特に10時〜15時)は、窓辺での長時間の日向ぼっこを控えるようにしましょう。
遮光カーテンやUVカットフィルムを窓に貼るのも効果的です。
外に出さない(もしくは出す時間や場所に注意)
完全室内飼育が理想ですが、どうしても外に出る子の場合は、朝や夕方など紫外線が少ない時間にしましょう。
皮膚の変化をよく観察する
耳の先が赤くなっていたり、かさぶたができていたり、毛が抜けていたりする場合は要注意。
早めに動物病院にご相談ください。
猫にとって日光は気持ちいいものですが、紫外線の影響は思ったよりも大きいものです。
とくに白猫ちゃんや、耳・鼻のピンク色が目立つ猫ちゃんは、日光過敏症になりやすい体質かもしれません。
日頃から少し気をつけてあげることで、皮膚トラブルや重い病気を予防することができます。
猫ちゃんの「なんだか耳の先が変…?」と思ったら、早めに動物病院でチェックしてもらいましょうね。