2026.07.11
私は鎌倉在住ですが、昨日は予期せぬ鎌倉花火大会でした。病院から帰宅すると「どーん、どーん」と地響きが・・・。もしやと思い外を見ると花火が。それと同時にうちの犬たちは大発狂。戦争でも始まったかのような大騒ぎで、最後には2匹で大喧嘩をする有様。
茅ヶ崎の皆様も花火大会の日にはこのような状況になっている方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
動物病院には花火大会の翌日には下痢のわんちゃんが多く来院する傾向があるようです。
人にとっては楽しい花火も、犬にとっては「突然、大きな音と振動が繰り返される、正体のわからない怖いもの」かもしれません。
犬は人よりも聴覚が優れているため、私たちが「大きな音」と感じる花火の音を、より敏感に感じている可能性があります。
「ドーン!」という大きな音が突然聞こえても、犬には「花火大会だから大丈夫」と理解することはできません。
そのため、「何か危険なことが起きている!」と感じ、強い不安や恐怖を覚えることがあります。
花火を怖がったときの反応は、犬によってさまざまです。
・体を震わせる
・ハアハアと激しく呼吸する
・よだれが増える
・飼い主さんから離れなくなる
・部屋の隅や家具の下に隠れる
・落ち着かず歩き回る
・吠え続ける
・ドアや窓を引っかく
・逃げようとする
・食欲がなくなる
・嘔吐や下痢をする
強い恐怖によってパニックになると、窓やドアから逃げ出そうとしたり、思わぬケガにつながったりすることもあります。
「少し怖がっているだけ」と思わず、愛犬の様子をよく観察してあげましょう。
「家族だから一緒に花火を見たい」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、大きな音や人混み、暑さ、慣れない場所は、犬にとって大きな負担になることがあります。
特に音を怖がる子は、パニックになって首輪やハーネスから抜け、逃げてしまう危険もあります。
愛犬には涼しく安心できる自宅で過ごしてもらうのがおすすめです。
花火が始まる前に窓を閉め、カーテンや雨戸も閉めておきましょう。
外から聞こえる音を少し和らげるだけでなく、突然の強い光を遮ることもできます。
テレビや音楽、エアコンなど、普段から聞き慣れている音を流して、花火の音を目立ちにくくする方法もあります。
怖がっている犬が、クレートやケージ、机の下、家具の隙間などに隠れることがあります。
無理に引っ張り出す必要はありません。
愛犬が自分で選んだ場所が安全であれば、静かに見守ってあげましょう。
普段からクレートを安心できる場所として使っている場合は、周囲をタオルや毛布で覆うことで、音や光を和らげられることもあります。
ただし、暑くなりすぎないよう、風通しや室温には十分注意してください。
愛犬が怖がっていると、飼い主さんも心配になりますよね。
しかし、飼い主さんが慌てたり、大きな声で騒いだりすると、愛犬の不安がさらに強くなることがあります。
できるだけ落ち着いて、普段どおりに接してあげましょう。
愛犬がそばに来たり、触ってほしそうにしたりする場合は、優しく声をかけたり、ゆっくり撫でたりして安心させてあげてください。
無理に遊ばせたり、怖がっている場所から連れ出したりする必要はありません。
花火の音に驚いた犬が、玄関や窓から飛び出して迷子になることがあります。
花火大会の日は、
・玄関や窓がしっかり閉まっているか確認する
・散歩中は首輪やハーネスが緩んでいないか確認する
・迷子札を装着する
・マイクロチップの登録情報を確認する
など、いつも以上に脱走対策を意識しましょう。
また、花火が始まる前に散歩や排泄を済ませておくと安心です。
毎年花火のたびに激しく震える、呼吸が荒くなる、パニックになってしまうなど、恐怖反応が強い場合は、事前に動物病院へご相談ください。
症状や性格、健康状態に応じて、環境の整え方や行動面での対策をご提案できる場合があります。
また、必要に応じて、不安を和らげるためのお薬やサプリメントなどを検討することもあります。
花火が始まってから慌てるのではなく、「毎年とても怖がる」とわかっている場合は、花火大会より前に相談しておくことが大切です。
私たちにとっては美しく楽しい花火も、犬にとっては大きな恐怖になることがあります。
怖がっているサインを見逃さず、その子が少しでも安心して過ごせる環境を整えてあげましょう。
今年の夏が、飼い主さんと愛犬にとって、安全で楽しい季節になりますように。
ちなみに茅ヶ崎周辺では下記の花火大会が予定されているようです。