2026.08.16

「最近、よく体をかいている」
「足先をずっと舐めている」
「耳のトラブルを何度も繰り返す」
そんな症状があるワンちゃんは、犬アトピー性皮膚炎かもしれません。
犬アトピー性皮膚炎は、ハウスダストマイトや花粉など、身の回りにある物質(アレルゲン)に対して体が過敏に反応することで起こる、かゆみを伴う慢性的な皮膚の病気です。
最も大きな症状はかゆみです。
特に、
などに症状が出やすい傾向があります。
皮膚をかくだけでなく、
「足先をペロペロ舐める」
「顔を床やカーペットにこすりつける」
「耳を頻繁にかく」
といった行動も、実は「かゆい」というサインかもしれません。
アトピー性皮膚炎のワンちゃんでは、外耳炎を繰り返すことも珍しくありません。
「耳だけが悪い」と思っていたら、実はアトピー性皮膚炎が関係していた、というケースもあります。
意外かもしれませんが、アトピー性皮膚炎の初期には、かゆがっているのに皮膚には目立った変化がないことがあります。
しかし、舐めたりかいたりする状態が長く続くと、
などが目立つようになります。
さらに、皮膚のバリア機能が低下すると、細菌やマラセチアなどが増殖し、さらにかゆみが強くなるという悪循環に陥ることもあります。
犬アトピー性皮膚炎は、比較的若い年齢から症状が始まることが多く、3歳未満で発症するケースが多いとされています。
また、季節によって症状が強くなったり、徐々に一年中かゆがるようになったりすることもあります。
ワンちゃんが体をかくこと自体は珍しくありません。
しかし、
「以前よりかく回数が増えた」
「いつも同じ場所を舐めている」
「耳の炎症を繰り返している」
といった場合は、一度皮膚の状態を確認してみることをおすすめします。
アトピー性皮膚炎は早めに適切な管理を始めることで、かゆみや皮膚炎をコントロールしやすくなります。
次回は、
「犬のアトピー性皮膚炎② どうやって診断するの?」
についてお話しします。