2025.06.24
写真は茅ヶ崎市内の猫ちゃんについたマダニの写真です。
マダニから感染する病気として、近年SFTSという名前を聞いたことがある方も多いと思います。SFTSは人、犬、猫に感受性が高く、発症すると人では発熱、消化器症状、意識障害、出血症状、犬猫では元気食欲消失、発熱、黄疸などが見られます。致死率は人で30%、犬で43%、猫で67%という報告があります。西日本で多くの発生が見られますが近年、東海地方でも確認されています。飼育動物では猫の発生が多く、年々増加傾向にあります。
気候変動に伴いマダニの生息期間、生息域も拡大し、感染リスクを抑えるためにマダニ駆除剤の徹底した通年使用が推奨されています。
マダニを介さない感染動物の体液などからの直接感染も起こるといわれており、さらなる注意が必要です。