2026.07.20 シラミ 今のペットたちは大変清潔な環境で生活しているので、見かけることは少なくなりましたが、ご参考までにシラミの画像です。 毛についているシラミは肉眼でも確認できます。 猫の「シラミ(猫ハジラミ)」は、猫だけに寄生する外部寄生虫で、皮膚のかゆみや被毛の異常を引き起こします。ノミほど一般的ではありませんが、保護猫や屋外生活の猫、高齢猫、免疫力が低下した猫で見られることがあります。 猫のシラミとは? 猫に寄生するシラミは主に **Felicola subrostratus(猫ハジラミ)**です。 特徴は以下の通りです。 体長:約1~2mm 肉眼でも白っぽい小さな虫として見えることがある 毛やフケを食べる「咀嚼型」のシラミ 吸血はしない 症状 感染すると次のような症状がみられます。 強いかゆみ 頻繁に体をかく 毛づやが悪くなる フケが増える 脱毛 毛がゴワゴワする 重度では皮膚炎 毛をかき分けると、毛に白い粒(卵)がしっかり付着していることがあります。 どうやって感染する? 主な感染経路は 猫同士の直接接触 ブラシや寝床の共有 です。 一方で、 人には寄生しません。 犬にも基本的には寄生しません。 猫ハジラミは宿主特異性が高いため、他の動物への感染はほとんどありません。 診断 動物病院では 毛をかき分けて成虫や卵を確認 セロハンテープ法 被毛検査・顕微鏡検査 などで診断します。 治療 現在はノミ・ダニ駆除薬の一部がシラミにも有効です。しかし、即効性はないため、すぐに駆除したい場合はスプレータイプの外用駆除薬をお勧めします。 代表例としては、 Bravecto Revolution Broadline など、獣医師が適切な薬剤を選択します。 また、 同居猫も同時に治療する ベッドや毛布を洗濯する ブラシを消毒・交換する ことも再感染防止に重要です。 予防 定期的な外部寄生虫予防薬を使用することで、シラミの感染も予防できる場合があります。また、 新しく迎えた猫は健康チェックを受ける 保護猫や多頭飼育では定期的に被毛を確認する 毛づややフケの変化があれば早めに受診する ことが大切です。 飼い主さんへのポイント 猫のシラミは人にうつることはほとんどありませんが、放置すると強いかゆみや皮膚炎の原因になります。フケが急に増えたり、毛に白い粒がたくさん付いていたり、かゆがる様子がある場合は、早めに動物病院で診察を受けることをおすすめします。