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萩園どうぶつ日和STAFF BLOG

シラミ

今のペットたちは大変清潔な環境で生活しているので、見かけることは少なくなりましたが、ご参考までにシラミの画像です。
毛についているシラミは肉眼でも確認できます。

猫の「シラミ(猫ハジラミ)」は、猫だけに寄生する外部寄生虫で、皮膚のかゆみや被毛の異常を引き起こします。ノミほど一般的ではありませんが、保護猫や屋外生活の猫、高齢猫、免疫力が低下した猫で見られることがあります。

猫のシラミとは?

猫に寄生するシラミは主に **Felicola subrostratus(猫ハジラミ)**です。

特徴は以下の通りです。

  • 体長:約1~2mm
  • 肉眼でも白っぽい小さな虫として見えることがある
  • 毛やフケを食べる「咀嚼型」のシラミ
  • 吸血はしない

症状

感染すると次のような症状がみられます。

  • 強いかゆみ
  • 頻繁に体をかく
  • 毛づやが悪くなる
  • フケが増える
  • 脱毛
  • 毛がゴワゴワする
  • 重度では皮膚炎

毛をかき分けると、毛に白い粒(卵)がしっかり付着していることがあります。

どうやって感染する?

主な感染経路は

  • 猫同士の直接接触
  • ブラシや寝床の共有

です。

一方で、

  • 人には寄生しません。
  • 犬にも基本的には寄生しません。

猫ハジラミは宿主特異性が高いため、他の動物への感染はほとんどありません。

診断

動物病院では

  • 毛をかき分けて成虫や卵を確認
  • セロハンテープ法
  • 被毛検査・顕微鏡検査

などで診断します。

治療

現在はノミ・ダニ駆除薬の一部がシラミにも有効です。しかし、即効性はないため、すぐに駆除したい場合はスプレータイプの外用駆除薬をお勧めします。

代表例としては、

  • Bravecto
  • Revolution
  • Broadline

など、獣医師が適切な薬剤を選択します。

また、

  • 同居猫も同時に治療する
  • ベッドや毛布を洗濯する
  • ブラシを消毒・交換する

ことも再感染防止に重要です。

予防

定期的な外部寄生虫予防薬を使用することで、シラミの感染も予防できる場合があります。また、

  • 新しく迎えた猫は健康チェックを受ける
  • 保護猫や多頭飼育では定期的に被毛を確認する
  • 毛づややフケの変化があれば早めに受診する

ことが大切です。

飼い主さんへのポイント

猫のシラミは人にうつることはほとんどありませんが、放置すると強いかゆみや皮膚炎の原因になります。フケが急に増えたり、毛に白い粒がたくさん付いていたり、かゆがる様子がある場合は、早めに動物病院で診察を受けることをおすすめします。