2026.08.09
ビタミンDは、骨やカルシウムの代謝だけでなく、近年では免疫機能や炎症の調節などにも関係する重要な栄養素として注目されています。
人では日光を浴びることで皮膚でもビタミンDを作ることができますが、犬や猫は皮膚で必要量を十分に作ることができず、主に食事からビタミンDを摂取しています。
では、普段の食事を食べている犬や猫は、実際にどのくらいのビタミンDを体内に持っているのでしょうか?
そこで当院では、犬・猫のビタミンDの充足状態について調べるため、血中25-ヒドロキシビタミンD[25(OH)D]濃度を測定する調査を行います。
今回、この調査にご協力いただける犬・猫を募集します。
体内のビタミンDの充足状態を評価するときに一般的に測定されるのが、血液中の**25-ヒドロキシビタミンD[25(OH)D]**です。
食事から摂取したビタミンDは肝臓で25(OH)Dに変換され、血液中を循環します。そのため、現在のビタミンDの状態を知るための指標として利用されています。
ご協力いただいた犬・猫の血液を使用して、
血中25(OH)ビタミンD濃度
を測定します。
無料
今回の調査にご協力いただいた場合、25(OH)ビタミンDの測定費用はかかりません。
犬・猫
健康な子だけでなく、さまざまな年齢・食生活・健康状態の犬猫のデータを集めることを目的としています。
調査では、ビタミンD濃度とあわせて、
・年齢
・犬種/猫種
・性別
・体重
・普段食べているフード
・サプリメントの使用状況
・現在治療中の病気や服用している薬
などについてお伺いする場合があります。
これらの情報と血中25(OH)ビタミンD濃度をあわせて検討することで、犬猫のビタミンDの充足状態について調べます。
25(OH)ビタミンDの測定には血液が必要です。健康診断やその他の血液検査などで採血を行う際に、必要量を追加して採取させていただくことがあります。
※採血量や採血方法については、その子の体重や健康状態を考慮して獣医師が判断します。
測定した25(OH)ビタミンD濃度は、飼い主様にお知らせします。
ただし、犬や猫では現在のところ、人のように統一された「ビタミンD欠乏」「不足」「充足」の基準値が十分に確立されているわけではありません。
そのため、今回の測定値のみで病気の診断や健康状態を判断するものではありません。
食事内容や年齢、基礎疾患、その他の検査結果なども含めて総合的に考える必要があります。
今回の調査は、**「普段の生活をしている犬や猫が、実際にどのくらいのビタミンDを体内に持っているのか」を調べることを目的としています。
犬猫のビタミンDについては、まだわかっていないことも多くあります。
さまざまな犬猫のデータを集めることで、
「犬猫ではどのくらいの25(OH)ビタミンD濃度がみられるのか」
「食事によって違いがあるのか」
「年齢による違いがあるのか」
「健康状態や病気との関連があるのか」
#特に免疫に介在するビタミンとしてアレルギー疾患との関連性について調査したいと考えております。
などについて理解を深め、今後の犬猫の健康管理や栄養管理に役立てたいと考えています。
愛犬・愛猫のビタミンDの状態を知るとともに、今後の犬猫の健康管理に役立つデータを集めるための調査です。
調査の趣旨をご理解いただき、ご協力いただける飼い主様は、スタッフまでお気軽にお声がけください。
募集数:50頭
募集期間:2026年8月~10月
※予定数に達した場合は、募集を終了させていただく場合があります。
皆様のご協力をお願いいたします。